人材開発支援助成金(特定訓練コース)とはどんな助成金?
人材開発支援助成金(認定実習併用職業訓練)とは、15歳以上45歳未満の正社員に対し、OJTとOFF-JTを組み合わせた研修計画を作成し、その研修計画について、厚生労働大臣の認定を受けた上で、その研修を受けさせた会社に対し支給される助成金です。
こんな会社におすすめです。
- 新卒採用を行っている会社
- 社員のスキルアップのために研修に力を入れている会社
助成金額はいくら?
(1)経費に対する助成
研修にかかった費用に表1の助成率を掛けます。(ただし、表2のように研修時間に応じて上限額が決まっております。)
(表1)
通常の助成金額 | 生産性要件を満たした場合 |
45% | 60% |
(表2)上限額 *1人当たりの金額
研修の時間 | 上限額 |
20時間以上100時間未満 | 15万円 |
100時間以上200時間未満 | 30万円 |
200時間以上 | 50万円 |
(2)給与に対する助成
通常の助成金額 | 生産性要件を満たした場合 | |
OFF-JTの実施時間 | 760円/時間 | 960円/時間 |
OJTの実施時間 | 20万円 | 25万円 |
助成金をもらうための手順は?
1.育成プラン(研修計画)の作成
↓
2.育成プランについて、認定の申請
↓
3.大臣認定通知書の交付
↓
4.訓練計画届の提出
↓
5.研修の開始
↓
6.研修の終了
↓
7.支給申請
↓
8.支給決定
助成金の申請に必要な書類は?
(1)大臣認定申請時
- 実施計画認定申請書
- 実践型人材養成システム実施計画
- 教育訓練カリキュラム
- ジョブカード様式3-3-1-1
- 提出書類の確認シート
(2)訓練計画届提出時
- 訓練計画届
- 年間職業能力開発計画
- 訓練別の対象者一覧
- 事前確認書
- 登記簿謄本・事業所確認票
- 研修カリキュラム
- OFF-JTの講師要件を確認する書類
- 受講者の雇用契約書
- 認定実習併用職業訓練の実施計画認定通知書
- OJT訓練のカリキュラム
- 事業主団体の目的・組織・事業内容がわかる書類(事業主団体等連携する場合)
(3)支給申請時
- 支給申請書
- 支給要件確認申立書
- 支払方法・受取人住所届
- 賃金助成及び実施助成の内訳
- 経費助成の内訳
- 訓練実施状況報告書
- 出勤簿・タイムカード
- 賃金台帳
- 就業規則、変形労働時間制の労使協定、シフト表(シフト制を取っている場合は必須)
- 研修費用に関する領収書、通帳の写し、振込通知書
- OJT実施状況報告書
- ジョブカード様式3-3-1-1(評価シート)
- その他
申請を委託する場合の費用
(1)通常
助成金申請報酬 | |
顧問契約がある場合 | 10%(ただし、最低料金10,000円) |
顧問契約がない場合 | 20%(ただし、最低料金10,000円) |
(2)キャリアコンサルティングを導入する場合
就業規則作成費用 | 就業規則見直し費用 | 助成金申請報酬 | |
顧問契約がある場合 | 20万円 | 0円 | 10%(ただし、最低料金10,000円) |
顧問契約がない場合 | 20万円 | 10万円 | 20%(ただし、最低料金10,000円) |